システム開発のコガソフトウェアは、「富士通アクセラレータプログラム」への参画 以降、富士通株式会社様との協業によりオンデマンド交通事業の展開を加速しています。
さらにこのたび、スーパーコンピュータ「富岳」や量子インスパイアード技術「デジタルアニーラ」のベースとなる高度なテクノロジーをクラウドサービスとして提供する「Fujitsu Computing as a Service(CaaS)」上でユースケースを共創することで社会課題の早期解決を目指す新たなパートナープログラム「Fujitsu Accelerator Program for CaaS」に参加することをお知らせします。
「Fujitsu Computing as a Service(CaaS)」概要
(1)「CaaS HPC」
スーパーコンピュータ「富岳」に採用されたテクノロジーをベースとした「FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX1000」(以下、「PRIMEHPC FX1000」)や、Intel社の高性能CPUを搭載したPCクラスタ、Intel社の高性能CPUとNVIDIA社のGPUを搭載したPCクラスタを、シミュレーションやAIのアプリケーションを開発、実行する環境として利用可能。
(2)「CaaS Digital Annealer」
当社が開発した組合せ最適化問題を高速に求解する当社の量子インスパイアード技術「Fujitsu Quantum-inspired Computing Digital Annealer」(「デジタルアニーラ」)を利用可能。膨大な組合せの中から、指定された条件を満たす一番良い組合せを選出し、配送計画や生産計画、創薬開発、材料探索など、様々な業務における組合せ最適化問題を高速に求解。
(3)「CaaS テクニカルコンサルティングサービス」
お客様の課題を解決する最適なアプリケーションの開発、実行において、アプリケーション特性に応じて、「PRIMEHPC FX1000」、PCクラスタ、「デジタルアニーラ」から最適な環境を選択し、アプリケーションの高速化などを支援。
「Fujitsu Accelerator Program for CaaS」概要
国内外のスタートアップと連携し、Web3.0やヘルスケア、製造、物流など様々な分野での「CaaS」のユースケースの共創を目指すとともに、「CaaS」によるスタートアップエコシステム構築をさらに強化、加速するため、スタートアップと企業をつなぐハブとして活動する世界中のスタートアップ支援団体との連携を図っていきます。
弊社エンドースメント
当社の「孝行デマンドバス」は、 公共交通空白地域や過疎地域をはじめとした移動困難にまつわる社会課題の解決を目指すオンデマンド交通システムです。富士通様とはアクセラレータプログラムを通じてオンデマンド交通サービスの技術開発に協力し、ともに移動制約 “0” ゼロ社会の実現を目指しています。今後「CaaS」を用いて、人々の外出機会のさらなる増加を図り、社会保障給付費の適正化、地域活性化、GHG(温室効果ガス)削減といった社会課題解決がより前進することを期待しています。
お問い合わせ
オンデマンド交通サービス「孝行デマンドバス」は、フルデマンド・セミデマンドの運行モードに対応する、世界で唯一のハイブリッドデマンド交通SaaSです。オートルーティングアルゴリズムによってオペレータの配車計画を支援するとともに、運行指示はドライバー向け車載器に連携されます。この車載器Androidタブレットは、SIM経由でクラウドと通信します。クラウドに蓄積された運行データは、レポーティングダッシュボードにより、多面的かつ手軽に分析できます。