コガソフトウェア株式会社、大日本印刷株式会社(DNP)、Kii株式会社(Kii)など15社は、モノのインターネット(IoT:Internet of Things)に関連する企業の製品・サービスの開発を総合的に支援する「IoT支援プログラム」を、これらの企業が参加する団体「Kiiコンソーシアム」を通じて開始します。
【「IoT支援プログラム」開始の背景】
IoT関連の製品やサービスには、情報セキュリティに守られた通信環境や対応機器の開発・運用など、広範囲で多岐にわたる機能が必要であり、ひとつの企業が全てを開発するよりは、複数の企業が強みを融合させ、機能を補い合うことが重要です。しかし、その際、「機能や要素ごとに多くの企業と協業すると、各社の技術の理解や役割分担の調整などの負荷が高くなる」「必要な機能や要素の選定を1社に任せると、公平性に欠けた選定への懸念やコスト増などにつながる恐れがある」といった課題がありました。
こうした課題の解決に向けて、IoT製品やサービスの開発に取り組む企業が、必要な専門性をもった企業をわかりやすく選ぶことができる「IoT支援プログラム」を開始します。
【「IoT支援プログラム」の概要】
1. プログラム参加企業が、IoT製品・サービスの開発に必要な機能・要素の概念図(下図参照)に沿って、自ら提供できる製品・サービスの範囲や特長を示します。
2. プログラム参加企業およびプログラム利用企業は、多様な専門領域で、どの企業がどのような機能や要素を提供できるか、相互に理解できます。
3. その上でプログラム参加企業が各種問合せにも対応します。これによりIoT製品・サービスの開発に取り組む企業は、自社の開発に必要な専門性をもった企業群を迅速に見つけることが可能となり、効率的な開発につなげることができます。
【「IoT支援プログラム」の詳細】
本プログラムの詳細は、こちらをご確認ください。
プログラム参加企業15社(2016年9月現在)の機能紹介、IoTに関する情報発信や各種相談窓口も設けています。
【今後の活動概要】
コガソフトウェア、DNP、Kiiは、「IoT支援プログラム」への参加企業を増やすとともに、「Kii コンソーシアム」としてIoTの普及に向けた取り組みをさらに進めていきます。
また、以下の日程にてIoT支援プログラムに関するオープンセミナーを開催します。
「IoT支援プログラム」オープンセミナー
・日時: 2016年10月4日(火) 15:00~17:00
・会場: DNP五反田ビル 1Fホール
【Kiiコンソーシアムについて】
2015年10月に設立された団体で、モバイルアプリ、IoT機器、またそれらを利用したサービスの開発や展開を通じて得られた知見を共有すること、および得られた成果の社会への浸透を図る事を目的としている。
(過去トピックス)
・IoT時代の新たな企業間連携を生み出す企業連合「Kiiコンソーシアム」に参加しました。(主な参加企業)
・コガソフトウェア株式会社(本社:東京都台東区/社長:古賀詳二/資本金:9,756万円)
・大日本印刷株式会社(本社:東京都新宿区/社長:北島義俊/資本金:1,144億円)
・Kii株式会社(本社:東京都港区/社長:鈴木尚志/資本金:982百万円)